大気圏を越えて語りだす

東京でサバイブする。地方出身東京在住。エアラインパイロットやってます。お金☓恋愛☓健康☓旅に関するライフハック。

エピソード4:日本でエアラインパイロットになるのはお得?![世界の制度の歪みを利用しよう][お金のハナシ]

こんにちはトロポです。

 

 

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前回はエアラインのパイロットになるのに平均して20代の3年くらいは費やす必要があることを話しました。

 

これ実はかなりお得だったんです。ルールの違いを利用しようというハナシ。

 

 いきなりジェット機かよ!!クレイジー!!

アメリカ出身のパイロットにはまあこう言われるでしょう。

日本ほど簡単(早く)にジェット旅客機パイロットになれる国は少ないからです。

 

それでは比較しやすいように図を作りましたのでこの図を見てください。

 

まずは航空先進国のアメリカで旅客機パイロットになるには

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アメリカで旅客機パイロットになるには。ステップアップ!

 

簡単に言えば

経験を積んでどんどん大きな機体にステップアップ!

(だから日本人だけどパイロットのキャリアのスタートが日本以外の方で、

海外諸国でジェット機に乗ってるって人はめちゃくちゃすごい人です。多くの苦難を乗り越えているはずです。)

 

続いて日本のエアラインパイロットになるには

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日本で旅客機パイロットになるには、就職して昇格しさえすれば速攻。

 

初めからジェット機、いきなり大型機もありうる! 

 

 つまり航空先進国のアメリカよりも

数年、数10年早くジェット旅客機のパイロットになれるわけです。

これが制度の歪み、ルールの違いです。

扱うのは同じ旅客機、なのにですよ!?

一昔前は、副操縦士になって最初に乗る機体がジャンボジェットなんてことも... 

 

お金のハナシ

マネーのハナシです。

給料は何で決まるか、機種ではありません

どの会社で働いているかです。

アメリカでは

  • アメリカン
  • ユナイテッド
  • デルタ

この3社が待遇がトップと思って良いです。

ここらへんの細かいハナシはまた他のパイロットと交流して聞いておきます。

 

アメリカでは待遇の良い会社は大きな機体を飛ばしています。

だから経験を積んで大きな機体にステップアップしていくことが経済合理性があるということになるわけです。

 

日本では

額面給与だけ見たら大手が良いですが、それだけでは測れない日本の暮らし。

税金どんだけ取るの

 

それに東京の家賃相場は大阪の2~3倍くらい、地方の3~5倍くらいです。

1LDKでも月20万近くしたりしますし。

 

大手じゃなくても副操縦士になった瞬間に、毎月50~80はもらえる感触です。

ちなみにLCCのピーチやジェットスターはけっこうPAYは良いです。

ジェットスターは年1000万超えてるとかないとか。

 

地方空港が拠点のパイロットだと実はQOLが高かったり。

 

ルールの違いを利用しない手はない

日本人に生まれただけでもの凄いアドバンテージがあることがわかってもらえましたか?

日本で旅客機パイロットになって周りの信頼を得て真面目に仕事をしていれば、もし仮に会社が倒産してしまうなんてことがあっても日本や海外の航空会社にまたパイロットとして転職できるんです。(※自戒を込めて英語はぜったい勉強しておきましょう)

 

これってスペシャリストの強みですよね。

会社がなくなったら外では通用しない、って訳ではなくて自分のスキルを蓄積させておけば別の会社だって、別の国でだって通用する。

 

 

日本で働いていたいって人も、海外で働きたいって人も

日本人として生まれたのならこのルールの違いを利用しない手はないと思います。

 

 

まとめ

 日本人であれば、アメリカに比べて数年から数10年早くジェット旅客機パイロットになれる。

 

でもなぜこんなにルールが違うのでしょうか?

そして日本でパイロットになるのは決して楽な訳ではありません。

どこでパイロットの初期訓練を受けるのがベターなのか。

 

後の記事で語っていきたいと思います。

 

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リツイートして頂ければどういう情報を求めてこの記事を人が見ているのか、私の中で情報が集まります。

そうなれば私が自分のつてで色々なエアライン関係者に実情を聞いて、その結果を記事にまとめることができるので皆さんに有益な情報をもっともっと送ることができます。

 

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 おしまい。

 

エピソード3:エアラインパイロットになるのにかかる期間は?資格の解説。

こんにちは、トロポです。

 

 

 

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前回に続きパイロットのキャリアについてのお話です。

エアラインパイロットのキャリアパスの初期は

2年弱~3年半くらいの期間をかけて旅客機の操縦、運用を学ぶというものです。

スペシャリストになるにはそれなりの時間がかかります。

 

 自己紹介!おさらい!

 前回も書きましたが私自身のキャリアをサクッと。

4年制大学

航空大学校にてパイロットの(きびしい)基礎訓練を受ける

国内航空会社就職

地上業務(パイロット以外の仕事場にてN年Xヶ月業務)

ジェット旅客機の訓練を経て副操縦士として現在は旅客機を飛ばす毎日。

 

この仕事が好き

 

 

 エアラインパイロットのキャリアパスの初期とは?

  •  2種類の基礎訓練

1.CPL+IR(事業用操縦士+計器飛行証明)コース(1年半~2年半)

これは事業用操縦士(CPL / Commercial Pilot License)という

自動車でいうと第二種免許。

つまりプロのパイロットとしてお客様からお金を頂いて飛行機に乗せて目的地まで送り届けて良いですよ

というライセンス。

 

 

計器飛行証明(IR / Instrument Rating)という

外が見えなくても計器だけでも飛べますというライセンス。

 

あとは

 

CPLでは限定変更を行って

多発限定(LM/Land Multi-engin)を取得します。

単発限定(LS/Land Single-engin)からLMに変更になるわけですが。

要は

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単発機(エンジンが1つだけ)

エンジンが1つだけの飛行機だけでなく

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双発機(エンジンが2つ)

エンジンが2つ以上の飛行機も操縦できるよ!というライセンス。

 

他にも航空無線通信士(無線使って良いよというライセンス)

 

 

航空英語能力証明(パイロットの無線通信は航空英語を使うのでその能力があることの証明)

 

 

航空身体検査証明

(法で決められた基準で身体を検査してこれをクリアしないと飛行機の操縦はできない)

 

などの資格をとります。これらは次に出てくるMPLコースでも同じ。

 

 

この基礎訓練にかかる期間は

座学が週5日、朝から夕方までみっちり講義が入ってるとして3~6ヶ月

単発機(エンジンが1つ)での、フライト訓練が1年~1年半

双発機(エンジンが2つ)での、フライト訓練が3~6ヶ月

 

合計で1年半~2年半くらいかかる。

 

期間に差があるのは養成所によってシラバスにばらつきがあるのと、

法的にパイロットになるのに必要な時間が

 

特別に短く設定できる養成所(航空大学校など)とそうでないところがある。

 

そして天気が良くないと初期の間の訓練は飛べない(計器飛行証明がないと雲に入れない)から。

「今日は大雨、訓練キャンセル!」

通称キャン。こんな会話が訓練生の会話では良く出てきます笑

 

訓練では時間も大事だと思うけど、訓練の密度も大事。

 

同じ1時間を飛ぶにしてもなんとなく飛ぶのと色々準備してきて飛ぶ、ただ黙って飛ぶのと隣の教官の様々な教えを受けながら飛ぶのでは天と地ほど違う。

 

これはプロになってからも変わりませんね。

ずっとずっと向上心を持ってないといけない仕事であります。

 

 

2.MPL(准定期運送用操縦士)コース(1年3ヶ月~1年7ヶ月)

准定期運送用操縦士(MPL / Multi-crew Pilot License)

副操縦士になるためのライセンスで

2人乗りの航空機=旅客機を操縦できる。

(CPLとIRとLMが混ざった感じ)

 

ただし1人乗りの飛行機は操縦してはいけないから旅客機のパイロットだけど、

プライベートでセスナを借りて飛ばすってことができない。笑

(自費で自家用操縦士(Private Pilot License、PPL))を取得すればOK。会社が取らせてくれる場合もある。)

 

このMPLという資格は日本ではかなり最近できたライセンスで

2014年に日本航空(JAL)がMPLでの訓練をスタート、

続いて全日本空輸(ANA)も始めたから

 

日本では大手2社が導入しているライセンス。

 

もちろんまだMPL出身の機長は誕生していない。

 

 

訓練内容はだいたいCPL+IRと同じだけど、

あくまでも旅客機の副操縦士になるのに特化した訓練であるということ、

そして双発機(エンジンが2つ)でのフライト訓練が

 

プロペラ機ではなくて、

なんと小型ジェット機を使っての訓練を行う

からCPL+IRよりも訓練期間が短い。

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小型ジェット(エンジンが2つ+ジェット機の運用を学べる)

 

大手の公式サイトによると訓練期間は1年3ヶ月~1年7ヶ月

 

日本の養成所でMPLの資格を取得できる場所は未だなく、

MPLの訓練生はアメリカやヨーロッパの空で訓練します。

 

 

  • ジェット旅客機の訓練(4~8ヶ月くらい)

基礎訓練乗り越えたよ!やったぜ!やっと帰国!夢の旅客機訓練!

 

そんなテンションでジェット旅客機の訓練が始まります。

結局勉強漬けテスト漬けの日々は変わらないわけですね。

 

内容はジェット機のシステムなどを学ぶ座学と

フライトシミュレーターを使った訓練、

 

そして実際の旅客機を使っての離着陸訓練(通称タッチ&ゴー)

この離着陸訓練は

中部国際空港、グアム国際空港、関西国際空港、

北九州空港、長崎空港、鹿児島空港、下地島空港

で訓練を行ってるからもしかしたら見たことある人もいるかもしれませんね。

 

会社によりますが訓練期間は4~8ヶ月といったところです。

 

 

  • 現場デビューして旅客便でのOJT(4~6ヶ月)

やっとたどり着いた現場。

 

地上支援の方々、整備さん、CAさん、パイロットとは別の職業の人との連携。

 

何よりもお客様の存在。

 

これが4~5ヶ月、今まで以上に厳しい訓練です。

 

最後に審査に合格すれば晴れて副操縦士です。

 

 

まとめ

エアラインパイロットのキャリアパスの初期は

2年弱~3年半くらいの期間をかけて

旅客機の操縦、運用を学ぶというものです。

 

 

一般企業に勤めたら3年あったら中堅どころ、

場合によっては部署のエース、

駐在マンになってるかもしれませんが、

エアラインパイロットではそれだけの期間をかけてやっと現場に出てきます。

 

FaceBookは3年で、マイクロソフトから2億4000万ドル(260億ドル)の出資を受けました。

 

 

20代の3年は大きい。

 

 

パイロット(=スペシャリスト)の訓練に3年をかける。

これは長いの?どう考えれば良いのでしょうか?

このことの意味を後々の記事で語っていきたいと思います。

 

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リツイートして頂ければどういう情報を求めてこの記事を人が見ているのか、私の中で情報が集まります。

そうなれば私が自分のつてで色々なエアライン関係者に実情を聞いて、その結果を記事にまとめることができるので皆さんに有益な情報をもっともっと送ることができます。

 

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 おしまい。

 

エピソード2:エアラインパイロットとはどういう職業なのか正確に理解する

こんにちは、トロポです。

 

 

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前回に続きパイロットのキャリアについてのお話です。

今回はエアラインパイロットの話をする前に、キャリアって?サラリーマンって?

ってところのお話です。

パイロットはスペシャリストに分類されます、高時給ですが責任の重い仕事です。

 

 自己紹介!どんなキャリアを歩んできたのよ。

 まずは私自身のキャリアをサクッと。

4年制大学

航空大学校にてパイロットの(きびしい)基礎訓練を受ける

国内航空会社就職

地上業務(パイロット以外の仕事場にてN年Xヶ月業務)

ジェット旅客機の訓練を経て副操縦士として現在は旅客機を飛ばす毎日。

 

今後の希望は?

最近はパイロットの転職が当たり前というトレンドですが私は全く逆ですね。

 

会社や自分の生活の状態にもよりけりですが、

機長になって、

できれば自分の夢を叶えてくれた今の会社の名前が入った飛行機で飛び続けたいですね。

 

だって私はこの仕事が好きだし、今の会社やこの業界の仲間が好きだから。

(もちろん他の会社からも求められる人間であるよう努力はしますよ)

 

 

働き方には大きく3つある

 パイロットというキャリアを理解する上でまずは3つの働き方について確認しましょう。

 

日本の教育では教えてくれないことですよね。

 

働き方は大きく3つに分けることができます。

  • クリエイター
  • スペシャリスト
  • バックオフィス
 クリエイター
  1. クリエイターは創造的(Creative)な仕事をする人。
  2. 会社/組織に属していない人。
  3. マンガ家、ミュージシャン、YouTuber、ベンチャー起業家など。
  4. 仕事が拡張可能=作品やサービスはどんどん広がり成功すればお金をたくさん稼げる。
  5. 責任は重い、というか成功しないと自分自身が食べていけない。
スペシャリスト
  1. スペシャリストも創造的(Creative)な仕事をする人。
  2. 会社/組織に属している人もいれば、属していない人もいる。
  3. 医者、弁護士、プログラマー、コンサルタント、トレーダー、など。
  4. 仕事は拡張不可能=1回の仕事の報酬や時給は高いが、人間だし働ける回数や時間には上限がある。
  5. 責任は重い。(遺族や患者から医療過誤で訴えられるお医者さんを皆さんも御存知でしょう)
バックオフィス
  1. バックオフィスは事務系、仕事の手順がほぼマニュアル化されている仕事。
  2. 会社/組織に属している。
  3. 会社/組織の中で仕事の手順がほぼマニュアル化されている仕事
  4. 仕事は拡張不可能=収入は時給と労働時間で決まる。
  5. 責任は軽い。責任を取るのはマニュアルを作った会社(経営者)。

 

仕事というのはこの3つの働き方に分けられますが、

じゃあパイロットは?

そうスペシャリストですね。お客様の命をお預かりしています、同時に自分の命もかかってます。責任の重い仕事です。

 

 

バックオフィスはダメ?全然そんなことない!

ところで、この3つを書くとバックオフィスは目指すのは不正解?

と思うかもしれませんがそんなことはありません。

バックオフィスの特徴でありメリットは「責任が軽い/ない」ことです。

 

マニュアル通りにやってヒドイことが起きたとしても責任を取るのは会社(経営者)で、バックオフィスの人ではないのです。

仕事は生活のためのたんなる手段で、余った時間を趣味や家族に使いたい」と思う人はたくさんいます。

 

スペシャリストやクリエイターの仕事は、勉強量も多いし負荷が高く責任も重い。

 

だから仕事で「強い負荷がない」「余った時間を趣味や家族に使える」ことの大切さを日々実感するし、そこにはお金にならなくても十分価値があると思っています。

 

 

あれ?サラリーマンは?

私も最近知ったんですが、サラリーマンというのは和製英語で外国では全然通じません。

この言葉が通じるのは日本人だけです。

外国人にサラリーマンと言ってもどういう仕事をしてるのか想像できないみたいですね。

サラリーマン=会社に所属しているが、何年か毎に会社内の全く別の部署に移動し、様々なスペシャリスト/バックオフィスの仕事を行う。

 

年功序列×終身雇用で人生が安定するのと

色々な仕事が経験できるのが前提でありメリットだったけど、

最近の日本は崩れてきてますね。

 

スペシャリストの仕事を2~3年で異動してたら

専門的な知識や経験など身につかないし、

 

会社内でもスペシャリストの仕事を素人がやり続けることになるしで困りますよね。

 

だから海外ではサラリーマンという仕事のカタチはないようです。

 

お医者さんに「4月1日付けで、あなたは病院の受付に異動ね!」なんてあり得ないよね笑 

医者やパイロットになるのにどれほどの時間と費用がかかるか.....もったいない。

 

でも日本のサラリーマンは、経理の仕事をしてたけど

 

来月から広報の仕事!なんて全然普通。

 

んー給料が良くて仕事が自分に合ってたらけっこう面白いかも。

最近は転職も活発になってきてるし、

良い仕事やプロジェクトで名を売って転職してキャリアアップ!

 

という人も中にはいるようです。

配属ガチャポン(つまりどんな仕事をするか運に任せる)で人生が決まる。

 

 

 

書いてて気づいたけど私も入社してN年、パイロット以外の地上業務やってるじゃん!!!

 

 

そういう意味では私はサラリーマンとして採用されているとも言えますし、

スペシャリストとして採用されているとも言えます。

(今後は他の職種をすることはないのでスペシャリストと考えた方が正確にこの仕事を理解できます)

 

というわけで私は日本型のサラリーマンとは?ってところはまあまあ理解しているつもりです。

配属式、歓迎会、宴会(芸)、部会、残業、出張、社内メール、接待、送別会、忘年会、新年会、働き方改革、色々ネタもってますから笑

まあその時代のことはまた別の機会に記事にしましょう。

 (日本の航空会社の中には、地上業務をほぼ経験せずすぐに副操縦士になるための訓練に入ることのできる会社もあります)

 

まとめ

パイロットはスペシャリストに分類されます。

仕事は拡張できないけど、高時給、責任が重い。(お客様の命と自分の命がかかっている)

航空会社によってはパイロットになる前に別の地上業務をさせます。

 

 

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 おしまい。

 

エピソード1:現役国内パイロットが、最短でエアラインパイロットになる方法を考えてみた。[このシリーズの目的]

こんにちは、トロポです。

初めての記事となります。

エアラインでFOとして働いています。

 

 

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このブログはエアラインで飛んでいて思ったこと、ライフハックなどを書いていきます。

 

 

今回はパイロットになるには?というお題で話をしたいと思います。

 

パイロットのキャリアって皆さん考えたことありますか?

 

(そもそもパイロットの仕事がいまいち想像できない方も多いと思います、私はパイロットの訓練生であった時でさえ上手く思い描けませんでした。)

 

パイロットになるにあたっては様々な制度の歪みがある割には、

情報はそう多くはインターネットや書籍の中では出回っていません

 

実際は、

 

情報を持っている予備校に通ったり、先輩後輩の中での口コミで各自が情報を得て判断しているというのが現状です。

(ちなみにそのネットワークはパイロットになってからも非常に大事なものです)

 

私は10代だったころ、

「大型旅客機を操縦するパイロットという仕事をしたい」と考えました。

 

その時一番困ったことは、キャリアの実現の仕方、

就職してどうなのか、どんな生活を送っているのか、

 

情報がなかなか手に入らなかったことです。

 

これは地方に住んでいる学生には特に共感してもらえるんじゃないでしょうか。

東京に住んでいるか地方に住んでいるかで

情報のゲットしやすさは全然違いますよね。

 

 情報が有るのと無いとではゲームの難易度が違いすぎる

パイロットに限らず自身が望むキャリアを築いていくにあたって、前半戦で大事なのは

 

情報戦です。

 

情報の有無によって努力の方向性が変わるのですから。

  • 本来、夢を叶えることのできるポテンシャルを持ってるのに努力の方向性が違うからチャンスを逃す。
  • 人生のほとんどを夢のための努力に費やしてきたけど、実は身体的な理由で叶わなく、この先どうしたらいいかわからない。

 

上記2つは実際、パイロットのキャリアの現場ではよくあることです。

 

この世界で自分の望むキャリアを手に入れることをゲームに例えるなら、

  • ゲームの参加資格を知らない
  • ゲームのルールを知らない

こんな状態でゲームに参加しようとしてたら....

 

そりゃ勝てるものも勝てないわけです。

 

同じ遠回りをしてほしくない

私自身、学生時代は地方だったし、

身近な人にそもそも航空業界に関係していた人間は一人もおらず、

本当に0からのスタートで苦労しました。

 

このブログは色々なライフハックを書いていきますが、

パイロット系の記事ではポテンシャルのある同じような悩みを持つ後輩となる人たちに

生まれや育ち、性別、コネクション、資産、住んでいる地域に関係なくパイロットを目指す道を示すことで、同じ間違いや時間の浪費をしてしまうことを防ぐ

というのを目的にします。

 

そうしていつかこのブログを見た人が、私の後輩となって一緒に飛ぶのを密かに夢みています笑

 

 

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そうなれば私が自分のつてで色々なエアライン関係者に実情を聞いて、その結果を記事にまとめることができるので皆さんに有益な情報をもっともっと送ることができます。

 

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 おしまい。